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侵入防止柵設置 釣り人転落防止 大樹旭浜漁港防波堤に

防波堤に侵入防止柵を設置する関係者

 【大樹】秋サケ釣りシーズンを控え、十勝総合振興局水産課などは6日、旭浜漁港の防波堤に立ち入りを規制する侵入防止柵を設置した。

 同漁港では2015年9月に同防波堤から釣り人が転落し、行方不明になる事故が発生したことがある。危険な場所のため、道は立ち入り禁止の看板を設置しているが、同課によると、侵入者は後を絶たない。秋サケシーズンで釣りの場所取りと思われる土のうが置かれたり、ペンキが塗られた跡もあることから、道は関係機関と連携して啓発強化に乗り出した。

 この日は同課のほか、広尾署、広尾海上保安署、大樹漁協、町の関係者計12人が参加。従来設置されている車両の進入防止用の柱に、高さ約150センチの木材をくくりつけ、幅10メートルほどの侵入防止柵を作った。

 同漁港ではペンキの除去や釣り人への啓発冊子の配布を実施する。同課の泉善友課長は「今後も定期的な巡回などを行いたい」と話していた。(松村智裕)

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