プチプチと音がして不思議 帯広市児童会館で南極の氷に触れるイベント
暑い夏、南極の氷で涼しく-。帯広市児童会館で7月31日、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷に触れるイベントが開かれた。
氷は数万年前のものとされる。自衛隊帯広地方協力本部が活用を希望する人や団体を募集し、市児童会館と陸別町しばれ技術開発研究所に寄贈した。
同館で南極の氷を扱ったイベントは初めて。「夏休みわくわく教室」として多くの子どもや家族連れが訪れ、午前中だけでも100人以上が氷に触れた。
広瀬真結愛さん(中札内上札内小3年)は「いつも触る氷より冷たかった」と話し、岡崎文音さん(帯広森の里小3年)は「プチプチと音がして溶け始め、不思議だなと思った」と満足そうな表情。
南極の氷のブースを担当した同館の須賀研介さんは「南極をテーマに科学に興味を持ってもらえる、なかなかない機会」と話していた。(石川彩乃)