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やっと決まった 道横断道足寄―陸別間事業再開に地元喜び 観光、物流に効果期待

事業再開が決まった道横断自動車道。奥(写真上)は足寄市街(足寄インターチェンジ付近)

 北海道開発局は30日、北海道横断自動車道(十勝オホーツク道)の足寄-北見間(79キロ)の整備で、「当面着工しない区間」とされている足寄-陸別間(31キロ)の事業再開を正式に発表した。十勝管内の関係者は「やっと決まった」と喜び、観光振興や物流の効率化、災害時の代替ルートとしての役割に期待を寄せている。

 足寄町の渡辺俊一町長は「大変うれしい。遠くから短時間で足寄町に来られるようになる。商工会や観光協会とともに、高規格道路を生かしたまちづくりを進めていきたい」と語った。

 陸別町の野尻秀隆町長は「目の前の闇がぱっと開けた。観光、物流で重要な路線となり、災害時の安心にもつながる」と話した。

 北海道横断自動車道十勝地区早期建設促進期成会会長の米沢則寿帯広市長は、「北海道横断自動車道の早期の全線完成につながるものであり、大変喜ばしい。期成会として今後も早期の全線完成に向けて取り組んでいく」とコメントした。

 十勝地区トラック協会の梶竹征会長は「農業分野をはじめとして物流の円滑化が図られる」とみる。2024年度に道東自動車道阿寒-釧路西間が開通することにも触れ、「十勝は道央圏とオホーツク、釧路方面の中継基地としての活用も進むのでは」との見方を示した。

 鈴木直道知事は大規模災害時の代替ルートの確保や高次医療施設への速達性の向上などを期待し、「道内の国土強靱(きょうじん)化の推進や産業競争力の向上に大きく寄与する」とコメントした。

 足寄-陸別間は費用対効果が見込めないとし、06年に事業が凍結された。国土交通省は今年4月、防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5カ年対策プログラムを策定、同区間について「近年の災害状況を踏まえ、早期の整備が必要」とし、今年度中の事業再開に向けて検討を進めると公表していた。

 今月2日に開かれた有識者による道開発局事業審議委員会は事業再開を「妥当」と判断。その後、高速自動車国道法に基づく整備計画の変更手続きが完了した。

 足寄-北見間は15年に北見西-訓子府間、17年に訓子府-陸別小利別間が開通。残る陸別小利別-足寄間(51キロ)のうち、陸別小利別-陸別間(20キロ)は15年度に着工し、整備が進められている。(津田恭平、川野遼介)

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