アザラシ一家、新しい獣舎にお引っ越し おびひろ動物園
一家で広い家へとお引っ越し-。おびひろ動物園(柚原和敏園長)のゴマフアザラシ4頭が20日午後、新しい獣舎に移動し、21日から“新居”で悠々と泳ぐ姿を来園者に披露している。
旧アザラシ舎の老朽化が進み、手狭になったことなどからの移転。旧獣舎向かいに位置し、使われなくなっていた旧アシカ舎を改修した。改修工事は今月上旬までに完了した。
新しい獣舎はこれまでの約1・5倍の広さで、特にプール内は縦にも横にも広く泳ぎ回れるように。周囲の柵には2カ所、踏み台が設けられ、子どもでもアザラシの様子が見やすいようになっている。
アザラシは両親と娘2頭の家族。21日は朝から元気に泳ぎ回り、来園者が訪れると、近くまで泳いでは水面から顔を出すなど、好奇心旺盛な様子を見せていた。
埼玉県から家族ぐるみで来園した高橋真理さん(40)は「子どもたちも『かわいい』と喜んでいた」と笑顔。同園の藤澤美緒さんは「新しい獣舎に気後れもせず、伸び伸びと泳いでいるようでよかった」と話した。(大木祐介)