札内スポーツセンターにキッズスペース 幕別清陵高生が発案 幕別
札内スポーツセンタ－のキッズスペースと三浦さん
【幕別】札内スポーツセンターに小さい子どもたちが遊べるキッズスペースが登場した。同センターでアルバイトする幕別清陵高３年の三浦れんさん（１７）が発案し、レイアウトや購入物の選定も手掛けて、思い通りの空間に仕上げた。三浦さんは「多くの人に来てもらい、くつろいでもらえたら」と呼び掛けている。
同センターは２０１９年度からＮＰＯ法人幕別札内スポーツクラブが指定管理を担う。同クラブは施設の魅力向上のため日頃からスタッフの意見や企画を取り入れており、キッズスペースの開設もその一環だ。
少年団の練習や各種スポーツ大会に連れられて同センターに来る幼い子どもたちの姿を目にした三浦さんは「子どもたちが運動しながら楽しめ、お母さんたちがゆっくりお茶を飲めるような場所があったら」と提案した。三浦さんには３歳と５歳の弟がおり、スーパーなどの小さなキッズスペースでも楽しそうに遊んでいる姿にヒントを得た。
以前は体力測定コーナーで物置になっていたスペースに目を付けて、面積を測定。インターネットでパズルマットやジャングルジム、ボールプールなどの備品を注文する際は、予算を抑えられるよう各サイトを見比べて購入物を決めた。
「男の子も女の子も関係なく遊べるように意識した」と三浦さん。同クラブのサッカースクールに通う弟２人も早速足を運び、喜んで遊んでいたという。今後は母親たちが子どもの様子を見ながらくつろげる場所も整備する予定。小田新紀クラブマネジャーは「すてきに仕上がった。利用者満足度の向上につながる」と話している。（澤村真理子）
