20日は「父の日」 緊急事態宣言で客足鈍る
20日は「父の日」。今年は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言期間と商戦が重なったこともあり、帯広市内では個人店から百貨店まで人出が減っているのが現状。各店は週末の駆け込み需要に備えて最後の売り場づくりを行っている。
市内の雑貨販売店・地球屋は、入り口に「HAPPY FATHERS DAY」と大きくメッセージを張り出し、父の日に合わせた特設コーナーを設置している。ビアマグやハンカチのほか、手作り陶器のコーヒーカップなども人気がある。
ただ、4月から6月にかけて来店客が減る状況が続いており、「例年より売れ行きは良くない」(工藤里子店長)という。
酒店の久楽屋でも日本酒やワインなど各コーナーで父の日にお薦めの商品を並べているが、客足の鈍りに気をもむ。例年、父の日が終わると歳暮シーズンまで売り上げの大きな山がなくなるため、外出自粛が実績にも響く。
同店は「昨年の父の日は緊急事態宣言明けで、かつ国の10万円給付もあったので悪くはなかった。今年はプラスの要素がない分、厳しい」とする。
藤丸も同様で、靴下や甚平など小物を中心に動きはあるものの、売り場を訪れる客足が例年より1週間遅い印象という。
同店では「キャンプ用品なども例年より充実させており、それらも含め、週末にかけて人が増えれば」(4階紳士服売り場)と期待を寄せている。(本田龍之介)
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