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バイオリンの間口広げたい 帯広交響楽団の梅田さん 初心者教室を7月開講

バイオリンの世界へのハードルを少しでも下げようと、初心者教室を立ち上げる梅田さん

 帯広交響楽団に在籍する梅田雅彦さん(61)=池田町=が7月、幼稚園年中から小学生までを対象とするバイオリンの初心者教室を帯広市民文化ホール・練習室で開講する。弦楽器は「難しそう」「楽器代が高そう」というイメージがある中、無料でバイオリンを貸し出し、月々の費用も1000円に抑えるなど、手軽に始められるよう工夫した。梅田さんは「ハードルを下げることで、弦楽器への入り口と裾野を少しでも広げたい」と話している。

 梅田さんは管内小学校の特殊学級で長年指導し、現在は幕別札内南小で音楽専科として勤務。札幌西高校時代(オーケストラ部)に弦楽器と出合い、1990年から帯広交響楽団に在籍、年3~5回の演奏会に参加してきた。とかちっこストリングオーケストラの講師、音更高校管弦楽局の外部講師も務める。

 60歳を過ぎ、時間的な余裕が生まれたほか、音楽への感謝を込め、教室開講への思いを温めてきた。「バイオリンはなるべく若い頃から始めた方がいい。自分が40、50年かけて培ったものを3、4年でこなす子もいる」といい、子どもたちが気軽に弦楽器の入り口に立てるよう、間口を少しでも広げたいと願う。

 教室は5~12歳が対象で「SIYOKKA(しよっか)」と命名。入門教室として演奏のほか、楽器の手入れなど扱い方も学ぶ。楽器は無料で年齢に応じたサイズを貸し出す予定(弦や弓の張り替えは参加者負担)。初回は7月3日で、以後は毎週土曜日の(1)午後3時15分~同4時(2)午後4時15分~同5時-の2コマ(定員各3人)。

 教室での学びを通じ、より練習を深めたい子については帯広・音更の教室の紹介も行う。梅田さんは「日々の練習には保護者の温かな支えも必要。押しつけではなく、『バイオリン、しよっか』と声を掛けていただければという思いも教室名に込めた」と話す。

 問い合わせは梅田さん(090・4873・7738、平日の午後5時~同8時、休日の午前9時~午後7時)へ。(大木祐介)

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  • 敷居の高いバイオリンの世界へのハードルを少しでも下げようと、初心者教室を立ち上げる梅田さん

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