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帯南商高の放送局と図書局が読み聞かせ動画を制作 市図書館のWebでおはなし会

帯広南商業高の放送局・図書局が制作し、Youtubeで配信されている読み聞かせ動画(冒頭部分)

 帯広市図書館が動画サイトYouTubeの専用チャンネルで開いている「Webでおはなし会」に、帯広南商業高校の放送局・図書局の生徒たちが制作した読み聞かせ動画が追加された。生徒たちは「(コロナ禍で)外に出るのが難しい昨今、家族の絆を深めるきっかけになれば」と話している。

 Webでおはなし会はインターネットで閲覧できるお話し会として、同館が3月に配信を始めた。新しい読み聞かせ動画を定期的に公開しており、今回はその第6弾として同校放送局・図書局とのコラボで取り組んだ。「第63回こどもの読書週間」(12日まで)事業の一環で、2日に同おはなし会に追加された。

読み聞かせ動画を制作した生徒ら。左から石田さん、西村さん、小玉さん、市図書館の大林係長

 制作したのは、昨年度、市民文藝の準賞を受けた馬渕智子さん(帯広市)作の童話「みんなのころりん村」の読み聞かせ動画。2月ごろに図書館から同校に企画の持ち掛けがあり、3月に出来上がった。

 動画は18分30秒ほどで、放送局の4人と図書局から12人が朗読と登場人物の吹き替えで出演。図書局の生徒による挿し絵に加え、場面状況に合わせた色も時折、画面に差し込まれ、物語に彩りを添えている。

 放送局の石田結衣部長(3年)は「柔らかな雰囲気で、家族一緒に聴けるような作品を目指した」、局員の西村麻由さん(2年)も「人物のせりふもメリハリが付くよう、演じ分けを意識した」と話す。図書局の小玉潤紅さん(同)は「図書局でも図書をPRするポップを作っており、その経験が生きた」と笑顔を見せる。

 企画した同館の大林美樹係長は「高校生らしい、みずみずしい感性を表現した作品で、素晴らしい動画になった」と喜んでいる。(大木祐介)

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