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農作業本番、ビート苗の移植ピーク

畑に移植されるビートの苗(6日、上士幌町居辺東11線で。小山田竜士撮影)

 【上士幌】砂糖の原料となるビートの苗の移植作業が、主産地の十勝管内でピークを迎えている。ビニールハウスで育てた苗は機械で次々と植え付けられ、畑の土色と苗の緑色が鮮やかなコントラストをなしている。

 上士幌町居辺の早坂拓さん(33)の畑では、4月28日から作業を開始。今季は約10ヘクタールに作付けする。雨による中断もあり、植え付けは「5割程度」の進み具合だ。

 ビートは春先に紙筒(ペーパーポット)に種をまき、苗を5~6センチ程度に育ててから畑に移植する方法が主流。早坂さんは3月15日に播種(はしゅ)を行った。「苗の出来は例年通りで、今季も無事に収穫できれば。(収穫時は糖度を上げるため)適度な寒暖差がほしい」と話していた。収穫は10月中旬~下旬の予定。

 管内の昨年のビート生産量は171万トンで、全道の約44%。全体的に根周の肥大は進んだが、9月ごろの寒暖差が少なく、糖度は上がらなかった。(松岡秀宜)

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