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初代「アユミちゃん」が復活 足寄町のシンボルキャラ

渡辺町長に活躍を誓う初代アユミちゃん(左)と2代目アユミちゃん(右)

 【足寄】町のシンボルキャラクター「アユミちゃん」の初代が、今月から活動を再開した。17日夜のNHKのテレビ番組「北海道スタジアム」で生出演を果たし、久しぶりに公の場で復活をアピール。2代目アユミちゃんと両輪での活躍を誓い、「町のPR役を担います」と渡辺俊一町長に報告した。

 アユミちゃんは1989年に誕生。初代は91年ごろからイベントなどに出動していたが、子どもたちからの人気が芳しくなく徐々に活動の幅を狭めていった。

 10年ほど前からは愛くるしい目が特徴の2代目が登場し、初代はいつしか忘れ去られていった。

 転機は2020年、テレビ局の番組収録中に町の倉庫で「ふて寝」していたところを発見されたこと。これを機に、あしょろ観光協会や町職員の若手有志でつくる「がんばろう!アユミちゃんプロジェクト」(門野亮介リーダー)が発足。同観光協会が最新技術を使った軽量・薄型の「新しい体」を用意するなど、約1年がかりで初代復活への準備を進めてきた。

 初代はずっと倉庫で寝ていたため人との接し方が下手になったといい、一見ぶっきらぼうに見えるが、子どもたちにも好かれたいと熱い気持ちを持っている。もともと運動が得意という設定で、スポーツなどにも積極的に挑戦する考え。

 渡辺町長は「タッグを組んで町をPRしてもらいたい」と期待を寄せる。初代、2代目ともに「大人の事情」で会話はできないが、門野リーダーが通訳すると、初代は「マイペース、マイペース」と余裕を見せ、2代目は「仲間が増えたので、これから2人で力を合わせて頑張ります」と意気込みを語っていたという。

 出動の要請は町総務課企画財政室(0156・28・3851)へ。(折原徹也)

関連写真

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