コロナ対策、三つ星の5番館4店にステッカー授与
帯広市中心部の5番館ビル(西1南10)内全店で始まった、新型コロナウイルス感染対策の「徹底度」を星の数で明示する集中対策モデル事業で、初の三つ星となった4店に8日夜、三つ星を証明するステッカーが渡された。
同事業は十勝総合振興局や帯広観光社交組合などが連携し、繁華街での感染対策を「見える化」し、発信する取り組み。最高の三つ星は、マスク徹底など基本7対策や業界ガイドラインの主な事項への対応に加え、他店舗の参考になる効果的事項に取り組んでいることが条件。2月16日に始まり、今月8日までに主催者で再チェックし、評価が更新された。
この日は、同振興局の北風浩地域産業担当部長と5番館ビル振興会の一宮綾子会長が三つ星の各店を訪問。前回一つ星だった「YAMATONADESHIKO(やまとなでしこ)」は来店者に手書きメッセージ入りのマスクを渡しており、南佳帆ママ(28)は「事業開始前から感染対策に力を入れていた」とした。
同じく三つ星になった「Ange(アンジェ)」の五十嵐一美ママは「贈呈したオリジナルマスクの持参者に、次回割引サービスなどを企画。大変だが、地道に続けたい」とした。
同振興局によると、開始時点は星一つが34店、星二つが21店だったが、8日の更新時は星一つが14店、星二つが36店、星三つが4店(2月末で1店が移転)だった。(佐藤いづみ)