氷点下35度まで表示できる温度計 陸別がモニュメント更新
【陸別】町は、道の駅オーロラタウン93りくべつ前に設置しているモニュメントの温度計を更新した。氷点下35度まで最低気温を表示できるようにし、サイネージ(電子看板)も一新。「日本一寒い町」「しばれの町」をさらにアピールする。
新しくしたのはデジタルの気温表示システムと温度センサー、白色LEDを使ったデジタルサイネージ。気温は最高は35度、最低は氷点下35度まで計測して表示できる。これまでの最低気温は氷点下30度までで性能を高めた。サイネージでは文字の他にドット絵の表示機能も追加し、町のマスコットキャラクター「しばれ君」も登場させる。
モニュメントは1993年、当時の陸別駅前の整備でロータリー緑地帯に設置した。ステンレス製で霜柱をイメージしている。当初は寒暖計のみだったが、2006年に気温のデジタル表示に変更し、情報発信のサイネージも取り付けた。08年に駅前再開発に合わせて現在地に移設。機器が老朽化したため更新することにした。
同町では、19、20年と連続して最低気温が氷点下30度を下回る日があった一方、19年は最高気温が37・8度を記録している。
管理する町産業振興課の本間希主任主査は「モニュメントは町のシンボル的なもので、観光客らが写真を撮るなど人気を集めている。これを機会にしばれの町を体感してもらえたら」と話している。(折原徹也)