「110番の日」でダイイチで啓発活動 帯広署
「110番の日」の10日、帯広署は帯広市内のスーパー「ダイイチ自衛隊前店」で、110番の適正利用を呼び掛ける啓発活動を行った。
同署管内では昨年1年間で前年比約1400件減の約1万1300件の110番通報があった。人口減に伴い刑法犯認知件数が年々減少していることに加え、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛により、路上でのトラブルなどの通報が減少したことが要因とみられる。
一方で、近所や家族間でのトラブル、相談や照会など、緊急性の低い事案で110番を利用する人が一定数いることから、同署は警察相談電話「#9110」の利用などを呼び掛けている。
この日は署員や道警のマスコットキャラクター「ほくとくん」が買い物客に、110番の適正利用や、特殊詐欺被害の防止、交通安全などを訴えたほか、チラシの入ったポケットティッシュを店内で配布した。同署の青木知子地域官は「適切に110番を利用してもらうことで、警察官が迅速に現場に駆け付けることができ、早期の犯人逮捕などにつながる」と話していた。(大谷健人)