コロナで売り上げ減、東京の2店を閉店へ 満寿屋
満寿屋商店(帯広市、杉山雅則社長)は、東京都内で営業する2店に関し、2月末までに閉店することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛の動きが強まり、減収したのが原因。都内の拠点はなくなり十勝の6店体制となる。同社は「撤退は大変残念で申し訳ない。コロナ禍を考えると管外への出店計画はない」としている。
同社は2016年、管外初出店となる東京本店(目黒区)を開設。昨年6月には、都内自由が丘に2店舗目をオープンさせた。
東京の2店閉店は昨年9月中旬から検討。1店に集約することも模索したが、東京での売り上げが前年比で半分ほどに落ち込み、閉店することにした。自由が丘店は11日、東京本店は2月28日に閉店する。杉山社長は「東京の出店を通じて十勝ブランドの伸びしろを感じた。今後も十勝産小麦の価値を高める取り組みを続け、十勝の6店の立て直しを最優先に取り組む」と話している。(本田龍之介)