帯広の渕根さん作曲の歌が全国発売CDに収録
帯広市の作曲家渕根章さん(71)による楽曲4曲が、夜の街を彩る歌を題材としたCDアルバム「ムード歌謡セレクション2020」(合同会社ハッピーアンドブルー音楽出版社)に収録された。渕根さんは「ムード歌謡好きな世代向けで、ヒットした曲が集まったアルバム」と話している。
渕根さんは帯広出身。1965(昭和40)年に双子デュオ・こまどり姉妹からスカウトを受け上京した。同姉妹の事務所に入ったのをきっかけに音楽の世界に入り、演奏や作詞・作曲、編曲など幅広く活動。アーティストにも楽曲を提供しており、自身の手掛けた作品はカラオケで配信されているものだけで40曲近くある。
CDは「敏いとうとハッピー&ブルー」の歌うディスク1と「池田進とグリーンアイズ With 久我直也」の歌うディスク2の2枚組み構成。昨年12月20日に発売された。
渕根さんが作曲した作品は、ディスク2に「ロマンスブルー」「霧の釧路は恋の街」「女のみれん」「愛人生活」の4曲を収録。「池田進とグリーンアイズ」とは東京での活動時から45年来の付き合いがあり、同グループも歌謡ショーなどの興行で来帯している。昨年7月に楽曲使用のオファーがあり、9月にレコーディングされた。
渕根さんは「カラオケに入っている曲でもあるので、曲を聴いて楽しんだら、ぜひ自分も歌ってもらえたら」と話している。
CDは渕根さんが代表を務める市内のライブ&カラオケ「ACB(アシベ)」(西4南22)で取り扱っている。3000円。(大木祐介)