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コロナ禍の「巣ごもり」で問い合わせ増? とかち検定募集開始

「とかち検定」の受検を呼び掛ける帯商事務局

 十勝の観光文化検定試験(通称・とかち検定)の2020年度申し込みが始まった。初級、上級とも試験日は来年2月21日。近年は受検者が50人に満たない状況が続いているが、主催する帯広商工会議所は「今年はコロナ禍の『巣ごもり効果』か、問い合わせが増えている」と話している。

 とかち検定は十勝の自然、風土、産業、歴史について知識を深め、文化や観光振興に役立ててもらおうと、2006年度から実施。08年度から初級と上級に分け、初級は札幌会場でも受験できる。

 受検者は初年度に276人を記録したが、08年度は135人に減少。16年度には32人にまで落ち込み、昨年度は44人(上級12人、初級32人)だった。

 初級は公式ガイドブック(地域学とかちガイドブック)の範囲を中心に出題。4者択一、記入、穴埋め問題が基本で、合格は初級(90分、45問)が70点以上、上級(120分、66問)が80点以上(いずれも100点満点)。

 今年は11月30日から募集を開始。申込期限は来年1月29日までだが、すでに上級・初級合わせ約10人の申し込みがあった。

 帯商では「ここ数年ではみられない反応。コロナ禍で自宅で過ごす人が多く、取り組む人が増えているのでは。今までガイドブックの取り扱いがなかった書店からも注文があった」と驚いている。

 受検料は初級3300円、上級5500円(学生は半額)。申し込み・問い合わせは帯商(0155・67・7360)へ。(佐藤いづみ)

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