帯信金助成の4店目開店し目標額達成 芽室
【芽室】帯広信用金庫(高橋常夫理事長)の助成金「おびしん街のあかり」を活用した「あ~ちゃん食堂」(東1ノ4、塚本亜香代表)が開店した。同信金が町商店街への新規出店に対し資金の一部を助成する制度で、2019年8月に始まった。同店で4店舗目となり目標助成額に達した。
「おびしん街のあかり」は、同信金が日本財団「わがまち基金」の交付金で取り組む地域創生支援計画の一環。同助成金を利用してこれまで町内で飲食店が開店している。
10月に開店した「あ~ちゃん食堂」は、働く男性を中心に人気を集めている。ボリューム満点のメニューは、曜日ごとの日替わり(900円)、ザンギ定食(月曜)やチキン定食(水曜)などどれも“塚本家の味”で、持ち帰りも可能。塚本さんは「特にハンバーグ(火曜)は母のこだわりが詰まっている」と話す。500円でおかずだけの持ち帰りもできる。
芽室出身の塚本さんは今年の春まで約20年間、帯広のスナックで勤務。「これからは料理好きな母と地元で何かやってみたい」と、10月に開店した。開店から1カ月以上がたち、塚本さんは「店を始めて、改めて接客業が好きだなと思った。『ただいま』『おなか減った』と言って来てくれる“家”のような店にしたい」と話した。
営業時間は午前10時半~午後2時半。定休日は日曜と祝日。弁当の事前予約もできる。塚本さんは「わが家の味をぜひ食べて」と話している。問い合わせは同店(0155・67・7869)へ。(細谷敦生)