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夫婦で作る植物由来のエコラップが好評 大樹

道の駅コスモール大樹で「エコラップ」を手にするセイジョン・まみさん(左)と夫アレクサンダーさん

 【大樹】町内在住のセイジョン・まみさん(29)と夫アレクサンダーさん(26)が手作りしている、環境に優しい食品保存用ラップが、道の駅コスモール大樹やインターネットで販売されて好評だ。2人は肉や魚、乳製品などを食べない「ヴィーガン」で環境保全への意識も高い。まみさんは「動物性のものを全く使っていない植物由来のエコラップは、日本では珍しいのでは。繰り返し使えてごみを出さずに生活できる」と話している。

 2人はカナダで出会って結婚。まみさんの故郷・大樹で昨年11月から暮らし、「North Candles(ノースキャンドル)」のブランド名でアロマキャンドルを作って、同道の駅などで販売している。

 まみさんによると、エコラップはカナダでは一般的。日本では近年、みつろうのエコラップが販売されているが、ヴィーガンの2人は「動物由来ではないエコラップを使いたい」と考え、自ら作ることにした。数カ月ほど試行錯誤し、綿布にキャンドル作りで使用している植物性のろうやホホバオイル、樹脂を染みこませたエコラップを完成させた。

 エコラップは手のぬくもりで自由に形を変えることができ、野菜やパン、おにぎりなどを包んだり、皿代わりに使うことも可能。熱には弱いが、洗って繰り返し使用できる。2人が立ち上げたオンラインストア「ecoLife(エコライフ)」(https://myecolife.jp)で5月から、同道の駅で9月から販売中。Sサイズ(縦横19センチ)は1000円。Mサイズ(同24センチ)は1500円。

 また、帯広市内の「帯広まちなか商学校」(市西2南8)で12月11~25日、エコラップやクリスマスをイメージしたキャンドルなどを販売する。

 アレクサンダーさんは「一人ひとりの行動は小さくても、みんなが取り組むことで大きなインパクトになる」とし、まみさんは「デザインもカラフルなので、楽しみながらエコを始めてもらえれば」と話している。(松村智裕)

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  • 道の駅コスモール大樹に並ぶ「エコラップ」

    道の駅コスモール大樹に並ぶ「エコラップ」

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