芽室のリンゴ使いアップルパイ販売 まさおかと松下果樹園
新作のアップルパイをＰＲする（左から）ありささんと正岡社長。右はリンゴを生産する松下代表
【芽室】町の老舗お菓子のまさおか（正岡崇社長）は、町内の松下リンゴ果樹園（松下忠雄代表）のリンゴを使ったアップルパイの販売を１１日から始める。同店でアップルパイを販売するのは初めて。正岡社長は「芽室の食材を生かして何か作りたいと考えていた」と話し、妻で製造担当のありささんも「コロナ禍の中で試作の時間が増えた」と話している。
町内外にファンの多い同果樹園の松下代表は、使う品種に「ひめかみ」を薦めた。加工用として開発された品種だが、蜜が入って甘さと酸味のバランスが取れ、生食でも人気のある品種。
「火の通り具合が難しかった」とありささん。リンゴを煮るときに使う砂糖やシナモンは少量にし、素材の味を生かしたシンプルな仕上がりになった。松下代表も「酸味も残っていてリンゴらしさを感じる」と太鼓判を押す。
アップルパイは１個３２０円。販売は月曜から金曜までの午前１１時から。なくなり次第終了する。
同店では１０日、町内全戸にチラシを配布する。
チラシに付いている「アンケート参加券」を１１～１３日に同店へ持参すると、アンケート用紙とともに各日先着４０人にアップルパイ１個をプレゼント。さらにアンケートに答えると抽選で５人にアップルパイ３個を進呈する。
期間中は店内の密集を避けるため、入店制限をする場合がある。来店時にはマスク着用を呼び掛けている。（細谷敦生）
