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本格醸造品「十勝」が13日に発売 畜大酒蔵

本格醸造の第1弾として発売される「初しぼり 純米 十勝」(右は川端副社長)

 帯広畜産大学内の酒蔵「碧雲蔵」で本格醸造された新酒「十勝」シリーズが13日、管内限定で発売される。ラベルは地元の書家・八重柏冬雷さんが担当した。第1弾は「初しぼり生 純米 十勝」で、第4弾まで続く予定。醸造作業を主導する上川大雪酒造(上川管内上川町)では予想を上回る注文を受けており、増産を計画している。

 6月から行った試験醸造での日本酒は、クラウドファンディングで2810人(約3000万円分)が購入を希望。十勝限定販売では初日に完売する店が続出した。

 新米を使っての本格醸造は9月に開始。「純米」に続き、26日には第2弾となる火入れしない初しぼり生の「本醸造」を発売する予定。純米は8000本(1本720ミリリットル、税込み1320円)、本醸造は約1万本(同、同1100円)を管内の酒店やスーパーなどに卸す。

 12月には火入れした「純米吟醸」、年明けには「純米大吟醸」を発売する計画だ。

 商品名は「十勝」で統一。八重柏さんによるラベルの書は種類ごとにデザインを変える。純米はばん馬、本醸造は十勝の文字、純米吟醸は防風林、純米大吟醸は「耕」の文字を表現する。

 純米酒はすでに瓶詰めを終え、ラベル貼り作業に追われている。総杜氏(とうじ)で上川大雪酒造の川端慎治副社長は「しっかりしたしまりのある酒に仕上がった」と話している。

 今シーズンは60キロリットルの醸造を計画。すでに予定量の7割は予約が入っており2割ほどの増産を計画、上川管内の酒米「彗星」などを使用する。

 18日には碧雲蔵内の展示・販売コーナーがオープンする予定。(佐藤いづみ)

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