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ポロシリ自然公園に「木のドーム」 日建の社内ベンチャー

天井に向かって幾何学模様が広がる「つな木ドーム」の室内

 変幻自在の木質ユニット「つな木」を使ったアウトドアレジャー用のドームが、帯広市のポロシリ自然公園内の拓成パークゴルフ場に試験的に設置された。風や重さに強く、アウトドアでの実用性が高まりそうだ。

 「つな木」は日建設計(東京)の社内ベンチャーが開発。45ミリ角の木材を鉄製のクランプ(接合部材)でつなぎ、ベンチのような簡単な構造物から、オフィス、災害時用のブースなどに形を変える。今年は徳島県庁や栃木の病院でもトライアルを実施している。

 管内でアウトドア観光を推進するデスティネーション十勝の後藤健市社長と縁があり、十勝でトライアルを実施することになった。ポロシリキャンプ場を運営するスノーピークの山井太会長が理事長を務める一般社団法人「野遊びリーグ」も参加した。

 「つな木ドーム」は直径6メートル高さ3・5メートルで、木材が組み合わさった室内には幾何学的な模様が広がっている。アウトドアでの会議やワークショップ、コンサートなど幅広い形での活用が期待される。

 社内ベンチャーの代表を務める大庭拓也さんは「遊休施設の活用など『つな木』を使って地域活性化に貢献したい」と話している。

 つな木システムは来年春の商品化を目指している。ドームは冬期間も展示する予定。(川野遼介)

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