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理想の看護師目指して 帯広高等看護学院で戴帽式

戴帽式に臨み、臨床実習へ心を新たにする学生たち(金野和彦撮影)

 帯広高等看護学院(菊池英明学院長)で9日、戴帽式が開かれた。看護師の象徴であるナースキャップやバッジを着けた1年生47人が、新型コロナウイルス禍で迎える臨床実習に向けて心を新たにした。

 今年度の1年生は女子学生43人、男子学生4人。四季では担任教員から女子にナースキャップ、男子には胸元にバッジが与えられ、1人ずつキャンドルサービスを行った。その後、全員でナイチンゲール誓詞を朗読した。

 今春入学した学生たちは、新型コロナウイルスの流行を受け、休校や分散授業の中で基礎知識を学んできた。今後は臨床での実習が始まる。式辞で菊池学院長は「コロナの厳しい現実が待ち構えているが、その中で看護師になる夢、希望を再確認してほしい。きょうの感激を心の支えに、理想とする看護師になることを願う」とあいさつ。上級生代表の橋本陸さんが激励の言葉を贈った。

 感染防止対策で保護者や在校生は不在の式典になったが、1年生を代表して堀江来美さんは「多くの人への感謝を胸に、それぞれが抱く看護師像に向けて歩みたい」と決意を述べた。(安田義教)

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