体温計の配布やフラッグを作製 市内4商店街がそろってコロナ対策
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため帯広市内の4商店街は今月までに、加盟店舗への非接触型体温計の配布や、新北海道スタイルを呼び掛けるフラッグの作製などを行った。足並みをそろえて感染症対策に取り組み、街中の振興に努める。
帯広平原通商店街振興組合(清水達朗理事長)、帯広電信通り商店街振興組合(長谷渉理事長)、帯広名門通商店街振興組合(道吉見理事長)、西一条商店街振興組合(柳澤一元理事長)の4団体。
道の中小・小規模事業者感染予防対策等緊急支援事業や、市の商店街活性化事業による補助金を活用した。各商店街は7月中旬までに申請し、順次、体温計などの導入を始めた。
帯広平原通商店街では非接触型の体温計を59個購入、帯広電信通り商店街は組合店舗53店と観光情報案内所「イランカラプテ」にマスクやハンドジェルを設置、街路灯36基に新北海道スタイルを呼び掛けるフラッグも取り付けた。
帯広名門通商店街と西一条商店街は共同で、両組合に加盟する5番館ビル振興会(一宮綾子会長)、名門通り共栄会(萩史之会長)、帯広観光社交組合(森田かおる組合長)の店舗を合わせ、約276店分の体温計と感染症対策をPRするポスター約300枚を作製した。ポスターは組合店舗内に掲示している。
各商店街の関係者は「新型コロナ対策を講じて商店街の活性化につなげたい」と話している。(沖田唯可)