スイートコーンの加工本格化 日本罐詰十勝工場
【芽室】日本罐詰十勝工場(芽室町西9ノ9)でスイートコーンの加工が本格化し、工場に次々とコーンが運び込まれている。冷凍野菜やレトルトパウチの商品に加工される。
同社は管内を中心に約500戸(作付面積約1500ヘクタール)の農家と契約。今年は9月下旬まで、計2万トンのスイートコーンを受け入れる。
トラックで運び込まれたコーンは、皮をむいた後に選別、洗浄、機械で粒を取る工程などを経て、冷凍で保管される。冷凍の粒コーンやレトルトのスープなどに使用される。
今年は春の干ばつで水分不足が心配されたが、6~7月は適度な日照や降雨があり、原料は平年と比べて大きめ。新型コロナウイルス感染拡大のため、道外からの作業者の確保は難しいが、人員配置の見直しで例年同様に製造を行っている。
十勝工場の後藤勝幸工場長は「例年以上に良質な原料が入荷しており、品質、出来高ともに良い状況」と話している。(中島佑斗)
【10秒動画】スイートコーンの加工本格化 日本罐詰十勝工場