更別村がサテライトオフィス整備 新型コロナ交付金で
【更別】村は、国の新型コロナウイルス臨時交付金を活用し、首都圏などの企業のテレワークに対応するサテライトオフィスを農村公園の公共駐車場脇(村役場北側)に整備した。
サテライトオフィスは、アーキビジョン21(千歳市)が開発したムービングハウス「スマートモデューロ」(幅2・5メートル、長さ13メートル)を活用。トレーラーで運搬でき、胆振東部地震などの被災地にも導入されている。アーキビジョン21の親会社アーキビジョンホールディングス(千歳市)からのレンタルで、設置費や電気工事、光回線工事などの事業費は約162万円。
村が申請する「スーパーシティ」の国家戦略特区認定を見据え、9月には東京のIT企業の社員が合同会社を立ち上げ、入居する。同社ではキャッシュレス決済やセルフレジなど村内でのスマートショッピングのシステム構築へ準備を進める。
村はサテライトオフィスの2社程度の活用を見込む。(澤村真理子)