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帯広柏葉高新聞局 総合文化祭で最優秀賞

賞状を手に、受賞を喜ぶ柏葉高新聞局(前列左が古館局長、同右が五十嵐編集長)

 帯広柏葉高校新聞局(古館唯地局長、局員19人)が、全国高校総合文化祭(オンライン開催)の新聞部門で最上位となる最優秀賞(5校)に選ばれた。道内唯一で、3年ぶり19回目。丁寧な取材活動や割り付けなどが総合的に評価された。

 全国から163校が参加。2018年11月から19年10月までに発行した新聞が対象だった。

 柏葉高は写植の「柏葉高新聞」を年4回、速報版「とかちばれ」を月に2、3回全校生徒に配っている。

 このうち19年7月に発行した柏葉高新聞では、十勝が舞台となったNHK連続テレビ小説「なつぞら」や、インターステラテクノロジズ(大樹町)のロケット「MOMO(モモ)」などを特集。

 なつぞらではエキストラとして参加した体験や、登場人物のモデルとなった神田日勝について取り上げ、管内各地に足を運んでいる。このほか、学校祭や部活動の活躍に焦点を当て、紙面の構成やレイアウト、取材依頼から執筆まで局員一丸で約3カ月で完成させた。

NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」を特集した紙面(2019年7月25日付、第245号)

 今年の総文祭は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催に。1~3日に高知県内で全国の新聞局と県内を取材し、新聞作りを行う予定だったが中止となった。古館局長(2年)は「全国各地の新聞局と交流する機会が失われ、残念」と話す。審査結果もホームページ上で発表となり、「なかなか実感が湧かない」と言う。

 今年は思うように取材にも足を運べず、悔しい思いを抱える。行事がないため速報版の内容も試行錯誤しているが、五十嵐悠乃編集長(2年)は「つまらなくなるのは避けたい。こういう時だからこそ、部活動のニュースや新企画や連載に取り組みたい」と前を向く。

 1学期には中止になった学校祭の代替案を提案する速報版も発行した。古館局長は「先輩たちの意思を引き継ぎ、斬新で読みやすい新聞作りを」と話している。(松田亜弓)

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