道東道は26%減 盆休み期間の通行量
ネクスコ東日本道支社は、道内高速道路の盆休み期間(7~16日)の混雑状況をまとめた。道東自動車道の1日当たり通行量はトマム-十勝清水間で1万2700台(昨年比26%減)。新型コロナウイルスによる移動自粛で、札幌方面と接続した2011年以降では最少だった。
道内高速道路は例年、盆休み期間は帰省や観光目的のマイカーで混雑。道東道は昨年、トマム-むかわ穂別間(札幌方向)で最大20・7キロの渋滞が発生している。同支社は長期休み前に渋滞予測を発表しているが、新型コロナウイルスの影響を見通せず、盆休み期間の渋滞予測は発表を見送っていた。
移動自粛やイベントの中止が影響し、道内高速道路の1日当たりの通行量も26%減の約1万2300台。期間中の渋滞は5回のみで昨年より8回減少した。最長の渋滞は、後志道の小樽塩谷-余市間(余市方面)で13日に発生した5キロ。5キロ以上の渋滞はこの1回のみだった。
道東道は、むかわ穂別-夕張間(札幌方面)で14日に1キロの渋滞が発生したが、事故による通行止めが原因だった。同支社は「休日の日並びや数日間の天候不良、加えて新型コロナウイルスによる外出自粛の影響など複合的な要因があった」としている。管内のある交通関係者は「公共交通を使った移動よりも自家用車を使った人は一定数いたのでは」と話していた。(本田龍之介)