全国各地からオンラインで十勝ヒルズ観光を満喫
【幕別】幕別町内の観光庭園「十勝ヒルズ」(日新13)で1日、コロナ禍の新たな旅のスタイルとして注目を集めるオンラインツアーが行われた。東京や福岡、広島などから15人が参加し、画面の向こうに広がる十勝のガーデンを満喫した。
旅行会社のクラブツーリズム(東京)が、新型コロナウイルス収束後の消費者の旅行意欲を喚起しようと企画した。「北海道から宮古島へ オンライン縦断旅」と銘打ち、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い十勝ヒルズと沖縄県宮古島の約2時間の“旅”を提供した。
十勝ヒルズではヘッドガーデナーの高田玲子さんが案内役を務め、満開の西洋アジサイ、ブルーサルビアが一面に広がる十勝の空をイメージした庭、花が咲き始めたヒマワリ畑などをクイズを交えて紹介した。画面の向こうの参加者からは「イギリスに来たみたい」との声がチャットで寄せられていた。
旅気分をより味わってもらうため、参加者には事前に両地域の特産品を送付。十勝ヒルズからは同社が生産するマンガリッツァ豚のスモークベーコンなどの加工品が届けられ、「ベーコンの調味料は何がいいですか」との質問もあった。
高田さんは「工夫によって、食も交えた旅がオンラインでも可能だと分かりました」と手応えを感じていた。(澤村真理子)