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校外専門家と地域課題解決目指す 鹿追高

地域課題解決を目的とした自社の取り組みを紹介する鈴木氏(左奥)

 【鹿追】鹿追高校(俵谷俊彦校長)が今年度から総合的な探究の時間で取り組む、「鹿追創生プロジェクト」が本格的にスタートした。高校生が主体的に地域課題解決を目指す取り組み。21日には校外の専門家を招き、生徒と意見を交わした。

 1、2年生計86人を対象とした授業。生徒は看護・医療、ネイチャー、行政など12分野からそれぞれ関心のある分野を選択し、各分野の職業人が「プロボノ・メンター」として生徒の探究をサポートする。役場職員、大学教員、JICA帯広職員、経営者など町内外から幅広い人材がメンターとして協力する。

 21日はメンターとの顔合わせで、分野ごとに講話や議論が行われた。「アート・デザイン」分野のメンターの一人は、無印良品で知られる「良品計画」の鈴木恵一氏が務める。同社のノウハウを生かして社会課題解決を目指す部署に所属する鈴木氏は、廃校活用や自動運転バスなど、同社の取り組み事例を紹介。「地域のことを『自分ごと』として捉え、自分たちで変えていくんだという若者が増えることが大事」と話した。

 同分野を選択した熊谷朱華さん(2年)は「鹿追にはないアイデアをたくさん聞けた。そのまま鹿追に持ってくるのは難しいかもしれないけど、町にあるものを生かして活性化につなげることはできると思う」と、今後の授業に意欲を新たにしていた。

 生徒は今後メンターと対話しながら、課題の設定、解決策の立案を進める。(丹羽恭太)

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