幕別でアイヌ刺しゅうのマスクづくり
【幕別】町百年記念ホールが主催する生涯学習講座「アイヌ刺しゅう入りマスクを作ろう!」が17日に開かれ、受講者らは伝統的なアイヌ文様の刺しゅうを体験した。
マクンベツアイヌ文化伝承保存会の廣川和子さんと山下まり子さんが講師を務めた。町内外から募集人数を上回る申し込みがあり、開催を4回に増やして開講した。
17日午後の部には8人が参加。ガーゼ生地からそれぞれ好きなものを選び、2種類の立体マスクのうち希望する型に合わせて生地を切った。マスクの好きな位置に模様を下書きし、チェーンステッチで刺しゅうを施しマスクを仕上げた。
アイヌ文様には魔よけの意味もあることから、山下さんは「模様の先端部分に『ツノ』をつけるのを忘れないように」とアドバイスした。町内の平田未恵子さん(65)は「アイヌ文様がとてもすてきで作ってみたいと思い参加した。作り方を覚えて友人にも贈りたい」と話していた。(杉原輝美通信員)