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未来のスター馬目指し疾走 ばんえい競馬能力検査

ばんえい競馬でのデビューを目指し、障害を上る若馬

 ばんえい競馬の24日開幕を前に、競走馬としての適性を見極める「第1回能力検査」が12日、帯広競馬場で行われ、2歳馬156頭のうち71頭が合格した。早ければ5月2日のレースでデビューする。

 レース形式で行われる能力検査は春の風物詩。例年は一般開放しているが、今回は新型コロナウイルスの影響で、入場できるのは馬主と生産者に限られた。

 馬場水分2・2%のこの日は、3分48秒以内で走り切るのが合格条件。生産者らはスタンドからげきを飛ばしたが、高さ1・6メートルの障害でつまずき、座り込む馬もいた。生産者の皆川公二さん(61)=音更町=は「種馬の価値に関わってくるので、全体の5番以内に入ってほしいが」と期待を込めた。

 トップタイムは、2分10秒4を記録したアルジャンノオー(牡2歳、松井浩文厩舎=きゅうしゃ)だった。

 ばんえい競馬は新型コロナウイルスの感染防止のため、24~27日の開幕レースも引き続き無観客で行い、それ以降については「現時点では未定」(広報)としている。(高田晃太郎)

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