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野球の思い出と亡き友への思い歌詞に乗せ 帯広の大場さんCDデビュー

自身作詞の2曲を収め、初のCDをリリースする大場さん

 NHKのど自慢大会で優勝し、カラオケ番組にも出演した帯広市の大場悠平さん(22)が15日、初のCD「Message(メッセージ)」をリリースする。自身作詞の2曲を収録。青春期に中心にあった野球を軸に、自身のこれまでの経験や亡き友人への思いも込めた。大場さんは「曲を聴いて、大切な人のことを思ってもらえたら」と話している。

 大場さんは音更木野東小学校、音更緑南中、白樺学園高卒。高校まで野球に没頭し、卒業後は大好きだった歌に取り組むようになった。2017年のNHKのど自慢チャンピオン大会(東京)でグランドチャンピオンに輝いた後、同年、カラオケ番組「THEカラオケ★バトル」に出演。18年にはフィンランドで開かれたカラオケの世界大会にも出場した。

 昨年12月に創設され、帯広と東京に事務所を置く「EGG Creation(エッグクリエーション)」(佐藤貴俊代表)からのデビュー。事務所創設前の昨年秋ごろ、大場さんの両親がかねて交流のあった佐藤代表に大場さんについて紹介した後、オファーがあった。「突然、親から電話があり、その後は急展開だった」(大場さん)という。

 CDには自身が作詞した2曲を収録。表題曲にもなった「Message」は白樺学園高野球部時代のチームメートで14年に事故で亡くなった渡部洸稀さんを思い、歌った。「いつか渡部さんのための歌を作りたかった」(大場さん)とずっと歌詞を温めていた。

 もう1曲の「Spiral」は、それより先に歌詞を手掛けた最初の曲。こちらも自身の野球での経験が生きており、送球恐怖症と闘ってきた思いが込められている。いずれも作曲はJiroさん。曲はすでに3月にインターネットで先行して配信されている。

 大場さんは母校の白樺学園高でミュージックビデオも撮影。「15日の店頭販売と同時にインターネットでも配信される予定なので見てほしい」と話す。

 CDは1枚1000円。アマゾンやタワーレコードで販売のほか、帯広市内ではWAVE長崎屋店、WOW店で販売予定。(大木祐介)

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  • 大場さん自身がジャケットを飾るデビューCD「Message」

    大場さん自身がジャケットを飾るデビューCD「Message」

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