サポステ、エスタ東館に移転 対象年齢引き上げ「氷河期世代」も支援
求職者を支援する「地域若者サポートステーション(サポステ)」は1日、運営主体が人材サービス業のキャリアバンク(本社札幌)に替わり、JR帯広駅エスタ帯広東館に移転した。就職氷河期世代を後押しする「サポステ・プラス」も開設し、支援対象年齢の上限を39歳から49歳に引き上げた。
サポステは厚生労働省の委託事業で、コミュニケーション講座や就労体験などを通して就職希望者を支援している。
帯広では休止期間を挟み、2016年から社会福祉法人慧誠会が西6南6のソネビルで運営し、4年間で約150人が就職。20年度も継続する意向だったが、一般競争入札の結果、3月末で同会による運営が終了した。
移転後の名称は「おびひろ地域若者サポートステーション おびひろサポステ・プラス」。3人の相談員が対応し、個別ブースで悩みを打ち明けることができるほか、隣接のセミナールームで就職活動の進め方などをアドバイスする講座なども計画。毎月第2・第4木曜にハローワーク帯広での出張相談会を開く。
おびサポが入居する2階は、ハローワークしごとプラザ帯広など就職支援の窓口が複数ある。おびサポの責任者を務める入川直樹総括コーディネーター(51)は「他の機関と連携を進め、『ここに来れば就職につながる』と思ってもらえるフロアにできれば。自社の強みである企業側とのつながりを生かした出口支援を形にしたい」と話している。
開館時間は月-金曜の午前9時半~午後5時半。問い合わせはおびサポ(0155・66・7550)へ。(深津慶太)