「英語に親しんで」ＡＬＴが学習動画を配信 中札内
自らＢＧＭにウクレレを演奏するなど全てを自作した動画を配信するモニカさん
【中札内】村教委ＡＬＴ（外国語指導助手）のキャッツァー・モニカさん（２５）が、動画投稿サイト「ＹｏｕＴｕｂｅ（ユーチューブ）」で、英語学習動画「Ｅｎｇｌｉｓｈ ｗｉｔｈ Ｍｏｎｉｃａ」の配信を始めた。春休みに入り、４月からは小学校で英語授業が必修となる。モニカさんは「これを使って英語が楽しいと思ってもらえたら」と話している。
モニカさんはアメリカ・ワシントン州出身。２０１８年４月から村のＡＬＴを務めている。
以前から動画配信を構想していたモニカさん。３月に新型コロナウイルスの影響で学校が休校に入ったこともきっかけとなり、３月１０日に１本目の動画を配信した。
大学時代にミュージックビデオ制作の経験もあり、撮影から編集、ＢＧＭ演奏まで全てが自作。「どんどんアイデアが膨らんでいる」と言い、現在は主に小学５、６年生を対象に、フォニックス（発音学習）や絵本の朗読、英語の歌などを配信している。動画を見ながら発音をまねたり、朗読や歌を聞くことで英語に耳を慣らすことができる。
村教委の明上幸太社会教育主事も「学校教育はもちろん、さまざまな世代の生涯学習にも活用できる」と期待している。
今後も幅広いジャンルに挑戦し、月１本ペースで更新していく予定。モニカさんは「小さいころから英語に親しめば大人になったときに聞けるし読めるようになる。学校が始まったときに英語を勉強したいという気持ちになってもらえれば」と話した。（細谷敦生）
