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夏の甲子園目指し白樺野球部練習再開 約2週間ぶりに土のグラウンドで

ランニングをするナイン(白樺学園提供)

 第92回選抜高校野球大会(センバツ)に出場予定だった白樺学園が24日、同校グラウンドで練習を再開した。コロナウイルス感染拡大のため11日に選抜大会が中止決定し、選手は寮生ら全員が12日から自宅で自主練習をしてきた。約2週間ぶりに33人の全部員が集合。業天汰成主将(2年)は「目標はあくまで夏の甲子園出場。チーム全体が前を向いていかないといけない。副主将の宮浦(柚基=2年)、奥村(柊斗=同)と一緒に引っ張っていきたい」と部員を代表して決意の言葉を述べた。

 この日は午前に大阪などから戻ってきた甲子園用の道具類を仕分けし、倉庫に後片付け。午後0時半から練習を開始した。朝方に積もっていた雪はほぼ解け、再開初日は宮崎キャンプ(宮崎市・2月18~25日)以来の土のグラウンドでの練習となった。

戸出直樹監督の話を聞くナイン(白樺学園提供)

 グラウンドには、甲子園入り直前の合宿予定地だった徳島県阿南市から贈られ、同合宿中に掲げられるはずだった「がんばれ!」の横断幕も。ウオーミングアップ、キャッチボール、約20分間にわたる投手陣の守備練習などに続き、2班に分かれて打撃、トレーニングを40分交代で行い、約2時間半にわたって汗を流した。

 エース片山楽生(2年)は「複雑な心境でありながらも全員で顔を合わせ練習ができたことに対し、普通に野球ができるありがたみを感じた」と話した。戸出直樹監督も「久しぶりに全員の顔を見た。チームとして夏の甲子園に向けて気持ちを切り替え、前向きに頑張ろうとコミュニケーションを取った」と振り返った。

センバツ大会前の合宿予定地だった徳島県阿南市から届いた横断幕(白樺学園提供)

 同じく選抜大会に出場予定だった帯農は、まだ選手各自が自宅での自主練習をするにとどまっており、他の道立校同様、全体練習ができていない状況だ。

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