夜の帯広川下る サムライプロデュースがエコツーリズム大賞特別賞
夜にボートに乗って帯広川を下る「十勝ナイトリバークルージング」を提供する観光コンテンツ制作会社のサムライプロデュース(帯広、西脇あつし社長)が、「第15回エコツーリズム大賞」の特別賞を受賞した。十勝からの受賞は初めて。
同賞は環境省と日本エコツーリズム協会が主催。自然環境や歴史文化を保全しながら、それらを体験するエコツーリズムに関連する活動を取り入れた自然体験を表彰する。
「十勝ナイトリバークルージング」は同社が力を入れる看板商品。帯広川をボートに乗って約1時間下り、普段は気付かない自然の魅力を感じてもらう。帯広NPO28サポートセンターと提携し、通年で実施している。
ナイトリバークルージングは夜のアクティビティーという新しい視点でのコンテンツ造成で、北海道の大自然の魅力を伝えていることが評価された。
西脇社長は「利用客には夜のきれいな帯広川で独特な体験をしてもらうことで、地元でも河川をきれいにしようと思ってもらいたい」と話している。
同社は今後も、エコを意識したコンテンツづくりに取り組んでいく考えという。
応募総数は38件で、受賞は10件。大賞は三重県の鳥羽市エコツーリズム推進協議会が受賞。北海道からは同社を含めて2件が選ばれた。
表彰式は、新型コロナウイルスの影響で中止になった。(川野遼介)