28年ぶり改装へ ダイイチ壱号店
地元大手スーパーマーケットのダイイチ(帯広市、鈴木達雄社長)は、市内中心部にある創業店舗「壱号店」(西1南10)の売り場をリニューアルし、4月1日にオープンさせる。同店の本格的な改装は28年ぶり。
壱号店は中心部空洞化などを理由に、昨年3月末で閉店する方針だったが、周辺の飲食店団体の要望を受けて、当面の営業を継続。一方で売り上げは前年割れを続けており、昨年から利便性向上のため改装を検討してきた。
今回のリニューアルでは、取扱商品を絞り込んで通路の増設・拡幅を行うほか、新たに内壁の塗装も施す。改装費は非公表。工事に伴い30日午後9時に閉店、31日は臨時休業とする。
営業本部では「アイテムは現在より1割少ない約5000点に絞る。(周辺飲食店の)業務用の利用が多い特性を踏まえた商品構成とし、限られた面積で、より効果的な売り場を作る」としている。
壱号店は1958年、本店として開店。66年に火事で店舗を再建している。2階建てだが、売り場は1階(389平方メートル)のみ。店の改装は、92年の全面改装以来になる。(佐藤いづみ)