ワイン城に「持続可能なカフェ」要望 池田
【池田】町内の若手商業者と農家の7人で組織する「十勝いけだ屋」(細川征史社長)は4日夜、一般社団法人「いけだワイン城」(理事長・村田政宣副町長)に対し、今春にリニューアルオープンする予定のワイン城4階のレストランフロアに「持続可能なカフェ」の設置を要望した。
この日は、町内にある保険代理店「細川経営ビジネス」に併設する会議室に、同法人の安井美裕統括マネジャーを招いた。いけだ屋の細川社長と、町内で喫茶店を経営する同メンバーの赤松好子さんがプレゼンテーションした。
いけだ屋は、「誰もが知っていて、敷居が低く、地域の人が○○したい場所と思う良さそうな場所」をコンセプトにし、町民が気軽に憩えるカフェの設置を提案した。細川社長は「地元の人たちが、地元の人たちをワイン城に誘うきっかけづくりの場所にしたい」と説明した。一方で、資金面や人材面で見通しが立っていないなどの課題も挙げた。
これに対し、同法人の安井統括マネジャーは「特定部門の第三者の経営は想定していないが、法人運営とマッチングできるか検討したい」と回答した。
同法人は、4月26日にリニューアルオープンするワイン城の物販、レストラン、観光ガイドなどのサービス全般を一本化して運営する。目下、リニューアルオープンに向けて提供する各種サービスの準備を急ピッチで進めている。
レストランフロアについては、フードカウンターを設置した軽飲食コーナーと、レストランコーナーを設ける予定でメニュー開発などを進めている。(内形勝也)