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帯広に新法人経営本部 畜大・小樽商・北見工「道国立大機構」

 帯広畜産大学、小樽商科大学、北見工業大学の3国立大学は4日、2022年4月に経営統合して発足する新法人を「北海道国立大学機構」とし、帯広市に本部を設置すると発表した。法人のトップである理事長を、経営と教育の双方に詳しい学外者とし、経営改革を推進する。3大学の事務局体制(31部署・24課・7室)の合理化も徹底、経営資源を3大学の教育、研究の拡充に振り向ける。

 3大学は18年5月に経営統合に基本合意したと発表。この間、統合後の運営方法などについて検討作業を進めていた。中間報告を策定し、新法人の名称や設置場所などを初めて公表した。

 22年4月以降も各大学の名称は変わらず、学生に影響が出ることはない。新法人の下で経営効率を高め、社会の変化に対応した次世代の教育・研究体制を再構築する。今後、組織体制や法人規則、合理化策の詳細を詰め、さらに効果的な経営改革プランを練る。

 道内では人口減少や少子高齢化が進んでいるが、国内外では将来の超スマート社会(Society5・0)に向けた技術革新が加速している。

 新法人では人口問題などの課題を克服し、3大学で次世代社会でも農林水産業、ものづくり、観光サービス業の振興に貢献できる教育・研究活動を展開する方針。産官学連携のオープンイノベーションセンターの設置や、3大学の距離を克服する最先端の遠隔教育システムの導入も視野に入れている。(奥野秀康)

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