札幌ガウジュと共演 清水ジュニアコーラス
【清水】「清水ジュニアコーラスwith THE GOUGE」が2月22日、町文化センターで開かれた。町内の小・中学生、高校生による合唱団「清水ジュニアコーラス」と札幌市を拠点に活動する混声合唱団「THE GOUGE(ザ・ガウジュ)」が共演し、約100人が来場した。
ザ・ガウジュは2008年に結成。全日本合唱コンクール道支部大会では12年連続金賞、全国にも4回出場し、2010年には銀賞を獲得している。札幌以外の人にも聴いてもらいたいと、演奏旅行として来町した。
これに合わせて町が、町内の子どもたちに大ホールで歌う経験をしてもらおうと出演者を募集。昨年12月に同コーラスを結成し、練習を積んできた。
この日はザ・ガウジュの53人と児童・生徒23人が出演。4部構成で行われ、アンコールを含め全16曲を披露した。3部では両者合同で、「この地球のどこかで」「歓喜の歌」などを歌い、大人数の迫力ある歌声に会場から大きな拍手が送られた。
町内の久保フミさん(76)は「とても聴き応えがあった。地元の子どもたちも一生懸命歌っていて素晴らしい」と演奏を堪能していた。
同コーラスの田中結菜団長(清水中2年)は「一緒に歌うと、私たちがいつも歌っている曲でも迫力が全く違い圧倒された」、ザ・ガウジュの藤嶋美穂代表は「『第九』で知られる町の皆さんに聴いていただけてうれしい。より音楽を好きになってもらいたい」と話していた。(那須野唯通信員)