半年の海外留学終え帰国 足寄高の齊藤さん
【足寄】町の姉妹都市カナダ・アルバータ州ウェタスキウィン市に約半年間留学していた足寄高校2年生の齊藤亜光(あみ)さん(17)が帰国した。「学ぶことがたくさんあり、自分の視野が広がった」と充実した海外生活を振り返った。
同校の生徒がウェタスキウィン市に留学するのは3年ぶり2人目。齊藤さんは同校の海外派遣事業を知り留学を決意した。
ホームステイをしながらウェタスキウィン市のコンポジット高校に通い、勉強はもちろん毎週火曜と木曜はアーチェリー、水曜には吹奏楽のバンド練習と忙しい毎日を送った。クラスメートには個性のある人が多く、「いろいろな考えの人がいるということを受け入れられるようになった」。
初めは現地の人たちの言葉が聞き取りづらく、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取った。「言葉を伝えるのは表情や口調も大切だと知った。友人もたくさんできた」と話す。
現地で知り合った人たちと観光したり、最低気温が氷点下50度の日には休校になったりとさまざまな経験を積んだ。教会で行われたクリスマスコンサートにもパーカッションで出演したのが印象に残ったという。
2月17日に町教委を訪れ、藤代和昭教育長に帰国を報告した。齊藤さんは「今回体験したことは4月に入学する後輩らに伝えていきたい」とし、「もし海外に行くなら、現地でやりたいことを事前に考えておくと英語がうまくなると思う」とアドバイスした。(折原徹也)