僧侶漫才「さんさんカフェ」で住民交流 清水
【清水】住民の交流を目的とした町の地域カフェ事業「さんさんカフェ」が2月21日、町御影の「ふるカフェ カマクラヤ」(大越洋子代表)で開かれた。町内の漫才説法コンビ「シミーズ」が出演した。
シミーズは真浄寺の永田弘彰住職と、寿光寺の増山直樹若院によるコンビ。仏教の教えを楽しく学べる「漫才説法」を行っており、2018、19年にはM-1グランプリにも出場した。
この日は約20人が参加。2人は「浄土真宗では冥福という言葉は使わない」など仏教の知識を交えたネタを披露した。
町内の箕浦冨士子さん(80)は「仏教のことを面白おかしく話していただき、学びながら楽しめた」と話していた。永田さんは「自分たちの活動で、地域の人が集まる場所というかつての寺の役割を取り戻せれば」、増山さんは「清水はホームタウン。楽しんで笑ってもらえてこんなにうれしいことはない」と話していた。(那須野唯通信員)