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オウギの葉を使った焙煎茶が人気 陸別

販売を開始した「しばれる町の焙煎黄耆葉茶」と日向さん

 【陸別】昨年12月に「高麗人参飴(あめ)」の販売を開始した、町の薬用植物栽培研究事業による商品化の第2弾が完成した。町産のキバナオウギの葉を使ったお茶で、1月から販売を開始した。

 オウギの葉で入れるお茶は、中国をはじめ国内でも「ペイチー茶」の名で飲まれている。今回の事業では葉を乾燥、焙煎(ばいせん)したものを提供。販売するにあたり、安全性などの根拠を求めるため道立オホーツク圏地域食品加工技術センター(北見市)の協力の下、機能性や成分に関する調査も実施。試作品は町内外で試飲会を行い、問い合わせも受けるなど反響が大きかったという。

 商品名は「しばれる町の焙煎黄耆葉茶(おうぎはちゃ)」。第1弾として販売した高麗人参飴のレトロ風パッケージデザインを踏襲した。オウギ本来の風味を生かした豆茶のような香ばしさとすっきりした後味が特徴。開発を担当した町地域おこし協力隊の日向優さんは「葉の焙煎時間や抽出方法にもこだわった」と話す。

 町のチャレンジプロジェクトの一つとして、薬用植物の栽培から商品開発までを行う事業は6年目で花開いた。日向さんは町産の薬用植物が認知されてきているとし、「他にもいろいろな植物を作っているので、組み合わせるなどして新しい商品化に向け挑戦したい」と力を込める。

 道の駅オーロラタウン93りくべつ内の観光物産館で扱う。ティーバッグ2個入り200円。(折原徹也)

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