修学旅行で幕別の魅力PRへ 札内東中2年生
【幕別】札内東中学校(秦公一校長、生徒260人)の2年生92人は、4月に修学旅行の訪問先である横浜市内で「幕別町PR活動」に取り組む。「オリンピアン」「特産品」など四つのコースでふるさとを売り込む予定で、2月25日には事前学習として町観光物産協会の会員らを講師に迎えてPRのヒントを学んだ。
今年度から本格的に取り組む小中一貫教育「札内東学園」では、9年間の教育課程を通した「ふるさと教育」に重点を置いている。修学旅行先でのPRは、生徒がふるさとの魅力に理解を深め、再認識する機会にもなる。
この日は「オリンピアン」「特産品」「観光」「パークゴルフ」のコースごとに講話を受けた。「オリンピアン」コースでは、NPO法人幕別札内スポーツクラブの小田新紀クラブマネジャーが、町出身の現役オリンピアン5人をはじめとしたアスリートたちを紹介した。
多くのアスリートが輩出される要因について、「おいしい食」「ストレスの少ない気候や環境」などオリンピアンの回答を示しながら「みんなも理由を考えてみて」と呼び掛けた。
春日孝介さん(14)は「(町出身で福岡ソフトバンクホークス投手の)古谷(優人)選手が左腕の最速記録を持っていることを知らなかった。幕別町をまず知ってもらい、『すごい』と思ってもらえるPRをしたい」と話していた。
修学旅行では生徒が手作りポスターなどでPRするほか、町の協力でジャガイモやオリンピアンのクリアファイルなどを配布する予定。(澤村真理子)