陸別しばれフェス 氷の滑り台の土台に火山灰を利用
【陸別】「第39回しばれフェスティバル」(2月1、2日)のアトラクションとして設営される氷の滑り台で、土台造りに雪の代わりに火山灰が使われることになり、16日、会場となる陸別町ウエンベツイベントセンターで作業が行われた。雪不足を受け、陸別建設業協会(松浦泰仁会長)の全面支援で取り組んだ。
16日時点の陸別の最深積雪は1センチ。同センターも雪は少なく、重機が通った後は芝が露出する状態に。ジャンボパチンコなどのアトラクションは数日前に降った雪を町内から集めて設営を進めているが、氷の滑り台は火山灰をベースに対応し、今後降る雪などで最終的に仕上げる予定だ。
火山灰は同協会が準備し、会場への搬入と土台成形も行った。16日はダンプカー2台で計300立方メートルを運び入れ、ショベルカーで成形した。
同協会員でフェス実行委メンバーの坂東辰哉さん(38)は「滑り台は例年は40メートルの長さ。雪不足で半分ほどのサイズになるが、子どもたちが遊べるものを準備し、まつりを楽しんでもらえれば」と話している。
(折原徹也)