鏡餅づくりピーク
新年を前に帯広市内の餅専門店では、正月を彩る鏡餅の製造作業がピークを迎えている。
大福亭弥生通り店(帯広市西3南29、國重敏教店主)ではクリスマス明けから作業を開始(現在は受け付け終了)。29日は従業員6人が午前1時に集合、作業場には蒸した国産のもち米の香りと湯気が立ち込めた。
同店では直径33センチと28センチから小さめのものまで、さまざまな種類の鏡餅を製造。切り餅の製造も佳境を迎えており、シンプルな白切り餅を筆頭に豆、クルミ、干しエビなど7種類を販売している。
餅は30日と大みそかにかけて引き渡される。令和最初の正月を厳かに過ごそうということなのか、例年より鏡餅の予約は多いという。國重さんは「縁起物なので表面にひびが入らないよう注意した。幸せな正月を過ごしほしい」と話している。(大谷健人)