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「ミツバチ元気でいて」 畜大生サークルが越冬挑戦

ミツバチの巣箱を点検する萬田さん

 帯広畜産大学の養蜂サークル「BEEHAVE(ビーヘイブ)」が、北海道では珍しいミツバチの越冬に初めて取り組んでいる。

 代表の修士1年萬田明さん(24)ら5人が、11月中旬に研究棟屋上で冬囲いを行った。ミツバチ購入先の十勝養蜂園(上士幌町)の助言に基づき、二つの巣箱を保温シートとアルミマットで隙間無く包み、気泡緩衝材で全体を覆った。

 働き蜂は冬の間、大きな塊(蜂球)になって産卵を休んでいる女王バチを中心に体を寄せ合い暖め合う。 同養蜂園で30年以上養蜂に取り組む斉藤直也代表(52)によると、北海道での越冬は「何度挑戦しても難しい」というほど困難とされる。そのため同養蜂園は冬の間、約500群のミツバチを温暖な三重県南部に移動させる。

 萬田さんも「自信はあまりない」と認めるが、「失敗覚悟でもやってみたい。無事に生き残って来年元気な姿を見せてくれたら」と願いを込める。(高田晃太郎)

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