第9回とかち農業・農村フォトコンテスト審査会入賞作品決まる
農村の魅力を発信する「第9回とかち農業・農村フォトコンテスト(実行委員会主催)」の審査会が11日、帯広市内の農協連ビルで行われ、グランプリを含めた入賞・入選合わせて18作品が決まった。グランプリには、十勝の農村景観部門が帯広市の会社員稲垣裕一郎さん(52)、農業王国十勝の人部門は、帯広市の農家の主婦安田朋美さん(35)の作品がそれぞれ選ばれた。
コンテストは、魅力ある十勝の農村の風景とそこに暮らす人々の生活の様子を写真を通して全国に発信することが目的。「十勝の農村景観」「農業王国十勝の人」の2部門で募集し(8月1日~10月31日)、全国から220点(62人)の応募があった。
十勝の農村景観部門グランプリの稲垣さんの作品は「黄金色のカーテン」。2018年11月に芽室町上美生で終盤を迎えたナガイモの収穫作業の様子をファインダーの中に入れ、その背景に黄金色に染まった鮮やかなカラマツ並木をカーテンに見立てて表現した。
農業王国十勝の人部門のグランプリに輝いた安田さんの作品「大切な長芋」は、子どもにナガイモを丁寧に扱うように教え、収穫したナガイモを大事に抱えるほほ笑ましい姿を撮影した。
入賞・入選の結果は、同コンテストのホームページでも紹介している。来年2月25日から帯広信用金庫中央支店(西3南14)ギャラリーで作品展を開催する(3月13日まで)。(金野和彦)
各部門の受賞者は次の通り。(敬称略)
【十勝の農村景観の部門】
▽準グランプリ「集結」西岡尚央(帯広)
▽優秀賞「川の流れのように」菅野貴子(更別)「若牛」鈴木泰孝(上士幌)「波紋」三浦早智子(音更)
【農業王国十勝の人部門】
▽準グランプリ「一人カラオケを唄いながら」菅野政一(更別)
▽優秀賞「四世代から五世代へ」上田理沙(帯広)「豊作だよ!」粟野秀明(芽室)「大地と向き合う」西岡尚央(帯広)(金野和彦)