半世紀の節目へ練習に熱 池田高吹奏楽部
【池田】踊りながら演奏するダンス&プレー(ダンプレ)で有名な池田高校吹奏楽部の第50代バンド(本田健一監督、牧田早加部長、部員17人)の第50回定期演奏会が15日、町田園ホールで開かれる。部員らは半世紀の節目の演奏会に向け、熱のこもった練習を行っている。
吹奏楽部は年に1度、定期演奏会を開いている。3年生は、この演奏会を最後に引退することが通例で、その代のバンドの集大成となる。今回は10月から本格的に練習を開始し、平日2時間半、休日は4時間半の練習を重ねてきている。
第50代バンドは、4月に新入部員8人を迎え、2年生4人、3年生5人の総勢17人で編成されている。今夏に十勝地区コンクールで金賞を受賞し、全道大会に出場を果たしている。本田監督は「この代は能力が高い生徒がそろっている。技術以外の気持ちの部分は、感謝の気持ちが届くような演奏を心掛けるように指導している」と話す。
当日は、3部構成で約2時間のステージ。全20曲を演奏予定で、最終の第3部はダンプレで「パプリカ」「麦の唄」「男の勲章」など10曲ほどを演奏する予定。3年生の牧田部長(17)は「私たちの代しかできない明るい雰囲気と音で来場者を楽しませたい」と意気込んでいる。
当日は午後4時45分開場、同5時開演。演奏の他に東日本大震災と胆振東部地震復興チャリティー活動も行う。入場料は500円(中学生以下無料)。(内形勝也)