新得小が「世界一大きな絵」に参加
【新得】世界各国の子どもたちが描く「世界一大きな絵2020」プロジェクト(NPO法人アース・アイデンティティー・プロジェクツ主催)に、新得小学校(高瀬悟史校長、児童202人)が参加し、2日に作品が完成した。
国や宗教、人種を超えて平和を愛する気持ちを育むことを目的としたプロジェクト。各国の子どもたちが描いた絵をつなぎ、世界一大きな絵を完成させる。作品は来年の東京オリンピックに合わせて披露され、被爆地・広島市の小学校の資料館に納められる。
同校では7月から制作を開始。縦1メートル、横5メートルの布5枚をつなぎ合わせ、5メートル四方の作品を完成させた。「開拓120年 いらっしゃい しんとく SHINTOKU TOWN」の文字の周りに、満開のサクラと児童の手形を描いた。
2日に開かれた全校集会で披露。高瀬校長は「新得のPRと、世界中の子どもたちとつながる絵が出来上がった」と子どもたちをたたえ、ザ・ビートルズ「レット・イット・ビー」のピアノの弾き語りをサプライズプレゼント。「あるがままの自分を大切にして」とメッセージを送った。児童会長の東森耕君(6年)は「世界で一つの大きな絵ができてうれしい」と笑顔。同プロジェクトには管内から他に、帯広市など11市町村が参加を予定している。(佐々木健通信員)